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看護部

看護部長からのご挨拶

医療・看護・介護の連携 途切れない支援

看護部のホームページをご覧頂きありがとうございます。

昨年5月に新型コロナ感染症が「5類」に移行し、少しずつ元の生活に戻りつつあった中、令和6年1月1日に能登半島地震が発生し、当院も赤十字病院として、被災地へ救護班を派遣し支援いたしました。復興にはまだまだ時間がかかりそうですが、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

多可赤十字病院は多可町唯一の病院として、高齢になっても住み慣れた地域で暮らし続けられるような医療、看護の提供を行っております。また地域の医療・介護・福祉の「ネットワークづくり事業」にも積極的に取り組んでおり、住民の皆様が抱えておられる問題の解決に向けて、地域の専門職や行政との連携強化に努めております。

地域における当院の役割が果たせるよう、病院には急性期病棟と地域包括ケア病棟、付帯施設には老人保健施設と介護医療院を整備しています。さらに在宅医療・看護・リハビリも行い、急性期から、慢性期、終末期まで対応できるよう機能を整えております。皆様に安心して受診や入院、入所をしていただけるよう取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

看護部では「赤十字精神に基づき、安全で安心・やさしさと責任ある看護を実践する」という理念の下、優しく、安全で質の高い看護サービスの提供と、地域包括ケアに対応できる看護師の育成に力を入れています。新人から赤十字のキャリア開発ラダーを活用した継続教育を行い、看護師一人ひとりを大切に、それぞれが自立できるように成長を支援しています。

また、職員がワークライフバランスを保ちながら働き続けられるよう労働環境の改善にも取り組み、看護・介護の楽しさや、やりがいを感じられる、風通しの良い職場づくりを目指しています。

当院の看護に興味のある方、一緒に働きましょう!! ご連絡お待ちしています。

 

看護部長 内山 弘子

2024年4月1日

看護部理念

私たちは、赤十字精神に基づき、安全で安心・やさしさと責任ある看護を実践します。

基本方針

  • 地域及び院内医療チームと連携し、継続的な看護を行います。
  • 生命の尊厳を守り、よい看護の実践に努めます。
  • 災害時の救護活動に早く対応できるよう日頃の訓練に努めます。

看護部目標

  1. 地域包括ケアに対応できる質の高い看護・介護の人材育成に取り組む。
  2. 将来の当院における医療・介護の役割を見据えて、必要な機能を充実させて健全な経営への参画を行う。
  3. 専門性を活かし、達成感を感じることができる働きやすい職場づくりに努める。

当院の特色と看護部

病院の特色

当院では院内の中核である地域医療支援センターを中心に、複合的な問題を抱えた患者様に医療・介護・福祉が一体となり連携・協働した総合的なケアを行っています。

高齢者が多い多可町では、認知症の問題が大きいです。

「もの忘れ・こころ外来」では、認知症を早期に発見し、適切な診断・治療を行っています。認知症になっても住み慣れた地域で穏やかに生活できるよう多可町地域包括ケア連絡協議会を立ち上げ、地域全体で支えていく体制づくりに取り組んでいます。

もう一つの問題は、要介護高齢者の医療対応です。自分で食事を食べられなくなり、継続的な医療が必要なため高齢者施設に入所できない等、施設や在宅への復帰が困難で、遠方の療養病院に転院せざるを得ないことがあります。

当院では令和4年2月1日に47床の介護医療院を開設し、経管栄養や喀痰吸引等、長期的な医療に対応できるようにしました。

看護部の特色

看護部は、在宅高齢者の健康維持を支援し、病院から在宅につなぐ看護・介護を展開しています。その中で高齢者が自分らしく主体的に生活し、いきいきとした毎日を過ごせるように多職種との連携を強化し、高齢者ケアの質向上に力を入れて取り組んでいます。

また、赤十字病院の使命である災害救護活動や赤十字講習会を行い、地域のニーズに応えられるよう努力しています。

外来

外来は予約制となっていますが、初診等は予約がなくても受診できます。

通常の診療の他に、健康診断、人間ドック、特定健診、乳がん検診、子宮がん検診、心臓エコー検査、消化管内視鏡検査、各種予防接種等も実施し、保健指導や保健相談にも随時対応しています。患者様が安心して診療や検査を受けていただけるよう、親切で丁寧な対応を心がけています。

3階病棟40床(一般病棟)

内科、総合診療科、整形外科、眼科、泌尿器科の混合病棟です。入院時から多職種と連携を図り、患者様中心の医療を実践できるよう日々努力しています。治療においては皮膚科、精神科、歯科、婦人科、麻酔科の医師との相談体制をとっています。

退院時には安心して地域で生活ができるよう、入院時から患者・ご家族様と何度も相談ながらリハビリをはじめ、ADLの維持・向上につなげるケアの充実に努めています。

2階病棟56床(地域包括ケア病棟)

令和4年3月1日に回復期リハビリテーション病棟から地域包括ケア病棟に機能変更しました。

地域包括ケア病棟の機能は、①急性期治療後の受け入れ(ポストアキュート)②在宅・施設での増悪時の受け入れ(サブアキュート)、③在宅復帰支援の3つですが、当病棟では疾患によっては、回復期リハビリテーション病棟に劣らないリハビリも行います。

新人ナースの声

私は老年看護学や地域密着型医療について興味があり、これまで生れ育った多可町に恩返しがしたいとの思いから入職を決めました。

病院と地域の双方向のつながりを大事にし、入院から退院後の生活を見据えた関わりなど、多くの学びがあり、日々やりがいを感じています。

地域に根付いた暖かい看護に興味をもたれている方、ぜひ、一緒に働きましょう。

三階病棟 看護師 竹本 裕人

多可赤十字病院